2024/02/20 17:21

愛媛県八幡浜市の八幡浜港において、航海の安全と豊漁を祈る伝統的な祭典『十日えびす』が盛大に執り行われました。漁業関係者や市長らが参加し、祭壇の上に立つえびす像を前に、一年の豊漁と航海の安全を祈願しました。



神事の中心となる瞬間は、宮司がトロール船に乗り込み、海へとえびす像を投げ入れる時です。その後、赤いふんどし姿の若者が海に飛び込み、えびす像を拾い上げ、船上に戻りました。この勇敢な行為は、地元の人々の賞賛を浴び、歓声が港全体に響き渡りました。



今年、えびす像を拾い上げた船員、伊藤祐也さん(24)は、「寒さにも負けず、豊漁と安全航海を願って海に飛び込みました」と述べました。

『十日えびす』の神事は、八幡浜の漁業文化と伝統を象徴し、海の神に感謝を捧げる重要な行事です。船乗りたちの安全と豊かな漁を祈りながら、関係者は団結し、海との絆を深めました。